選択肢が多い事は正義か
近年、私たちの生活はますます豊かになり、ありとあらゆる物で満たされています。
ネットを開けば、ネットショッピングで無数の物が買えますし、自分が好きな映画や動画、ゲームも無数のサービスから選ぶことができます。
もちろん、ネットじゃなくても、スーパーには昔では考えられない程の商品が並び、大型ショッピングモールに行けば、選択肢に困る事はありません。
しかし、
選択肢が多い事が必ずしもいい事ではないかもしれません。
選択肢の数が与える影響に関して今日は一つ面白い実験を紹介したいと思います。
その実験とはジャム販売の実験です。
その実験内容は、スーパーの入り口でジャムの試食と販売を行いその購買率を調べるというものです。
その際、
一、24種類のジャムを販売した場合
二、6種類のジャムを販売した場合
とを比較するというものです。
みなさんはどちらのジャムが多く売れたと思いますか?
一見種類は多い方が、自分の好きなジャムが選べそうで良いようですが、果たしてどうだったのでしょうか、、、
実験の結果
なんと、6種類しかないジャムの方が、多く売れたのです。
実は、人間は様々な知覚判断に対して、限界があることが分かっています。
そして、この数は、おおよそ7の前後と言われています。
また、私たちの脳は選択する事によって疲労しますので、過剰な選択肢は決定疲れを引き起こし上の実験のような結果になったと考えられます。
これは、色んな場面で応用できると思うので、ちょっと覚えておいても損はないかもしれません。